ODD BLESS

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Yvie Oddlyにどハマりした件

タイトルのままです。

最初の投稿のタイトルがこれでどうなんだ?って感じなんですが、このサイトを作った目的が彼女/彼に対するクソデカ感情をどこかで吐き出すことだったので…結果的にこれでいいです。

⚠︎久しぶりに大好きな推しができて本当に浮かれているのでやばい文章を垂れ流すと思いますが、悪しからず。

まずは私の推しの紹介から。

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Yvie Oddly(本名:Jovan Bridges)

1993年8月22日生まれ(私と同年代)

RuPaul's Drag Race S11のチャンピオンです。ドラァグクイーンであり、ファッションデザイナーであり、ラッパーでもあります。多彩すぎる…。

彼女にどハマりしたきっかけは前述したRuPaul's Drag Race(以下RPDR)なんですが、そもそも私がRPDRにハマったのが遅くて。2019年7月くらいかな?

って当時Tweetしているので多分その頃に見始めたんでしょう。名前だけは認知していたんですがリアリティショーがそもそも苦手で(正確には昔アメアイとかANTMとかしっかり観ていたからこそ苦手になっていった気がします…推しが負けるの辛すぎる)、触手が伸びなかったんですよね。でも何がきっかけかは覚えてませんがシーズン8から見始めてThorgy ThorChi Chi DeVayne,Naomi Smallsのキャラクター性や演技に惹かれ、シーズン8エピソード1のLip Syncにトドメを刺されました。ずっと大人しかったLailaがこんな風に髪をブンブン回しながら感情を爆発させるなんて…ってあの時は衝撃的でした。めちゃくちゃかっこいいなって。

あと出演者たちがドラァグクイーン、またはLGBTだからこそ受けてきた差別をWerkroomで打ち明けるシーンがたまにあるんですがその内容があまりにもショッキングで心が滅茶苦茶に揺さぶられました。肌の色や恋愛対象が異性か同性か違うだけでこんなにも人が残酷になれることをあまり理解していなかったから。RPDRはリアリティ番組ということもあり、よりリアルに彼ら・彼女たちの苦しみを知って、ますます理解をしたいと思ったんですよね。そして他の人たちにも彼女、彼らの素晴らしさと、ドラァグという文化、苦しみを知って欲しいと。私の周りには平気で差別用語を吐くレイシスト(本人たちには自覚ない)があまりにも多いので。

 

……話が逸れました。でもこの話はいつか詳しく書きたいです。

それからシーズン9に入って、仕事の合間にちょこちょこ観て、去年シーズン10をようやく見終わったんですが、私シーズン9グランドフィナーレでのSasha Velourの計算された精密かつ美しいLip Syncに感銘を受けて、彼女以上に私の心を掴んだクイーンはもう現れないだろうってシーズン10を見終わった瞬間に思ったんです。(シーズン10好きな方はごめんなさい)

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リンク先でSashaのRPDRの歴史に残る素晴らしいLip Syncが観られます!

 

それでシーズン10以降は全く観る気がなかった。

それなのになぜシーズン11を観る気になったのか。主な原因はこれです。

このAll Starsシーズン5でのLip Syncが、あまりにもクレイジーで滅茶苦茶で面白くて最高で去年の8月何度も何度もyoutubeやネトフリで見返しました。この時、リップシンクアサシンとして登場したのが、いまの推し、Yvie Oddlyです。

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計算し、精密で美しさに重点を置くSashaのLip Syncとはちがう、コメディチックでアクロバティックなLip Sync。少しだけChi Chiのそれに似てます(Chi Chiはよりエモーショナル)。

だけどその時はやべぇ人がいる…くらいの認識でした。人間離れし過ぎてて。

それが去年の8月の出来事。シーズン11をようやく見始めたのは今年の2月4日!まさかの先週です。

私の中にYvieの存在が残っていたのと、アリ・アスターのヘレディタリー/継承とミッドサマーを立て続けに観たせいで明るい番組が観たかった、仕事が怠すぎて現実逃避したかった…などなど色んな要素が絡み合ってようやく重い腰を上げて再生を開始。

 

そしたら滅茶苦茶ハマった。

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実はシーズン11は色んなサイトを読み漁っていてもワーストシーズンの一つと称されるほど評判悪いんです。私も正直ちょっと中だるみしました。

ですがシーズン11はクイーンたちの人間関係が最高です(全シーズン観てないやつが言うなって感じですが)。特にYvieと他のクイーンたちとの。これは次回詳しく書きます。

(個人的にシーズン11はYvieの成長ストーリーだと思っています。)

前述したLip Syncと見た目からおそらくYvieは不思議ちゃんのポジションでThorgyみたいなキャラクターなんだろう…って勝手に想像していたんですよ。そしたら全くの別物でギャップが凄かった。

f:id:magnolia32:20210213002650j:imageこれめちゃくちゃ笑いました。

Yvieの性格としては(RPDRシーズン11内で)

 

  • 言いたいことははっきり言う。
  • 誤魔化しや言い訳は絶対に許さない。
  • びっくりするくらいプロフェッショナル。

 

その正直さ故にシーズン11中ずっとトラブルが起こるんですが…。

これ、彼女は善意のつもりなんですよね。お互いを高めていこうよ、っていう。でも他のクイーンたちはそんな彼女をウザがって全く耳を貸そうとしない。(たしかに他のクイーンの立場からしたら同じ立場のくせに偉そうに…ってなると思います)

それどころかジャッジの意見に対しても文句を言ったり、言い訳ばかり。Yvieにはそれが許せない。ライバルである前に同じドラァグクイーンという仲間だからこそみんなに成長していって欲しいんですよねきっと。それにTVで別シーズンのクイーンたちが自分たちのパフォーマンスレベルの低さを怪我やトラウマを言い訳にしていたのを観てきて本当にムカついてたんだと思います。これは全て私のこじつけかもしれませんが、でなきゃエピソード7で

"But I just wanted to show the girls that you can push through things as long as you're not pushin’ past your limit."

"みんなに限界さえ超えなければやればできるんだってところを見せたかったんだよね。"

また

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画像のような発言はしないかと。この時のYvie、嫌味ったらしくて(いい意味で)かっこよかった。

彼女はエーラス・ダンロス症候群で、並外れた柔軟性を得る代わりに関節が外れやすいというハンデを背負っています。怪我や病気のせいでセーフだったって陰で言われるのはいつも本気で課題に挑んでいる本人には不本意で悔しかったでしょうね。

私自身RPDRでよく言い訳ばかりするクイーンたちを見て嫌だな…って思って見ていたのでYvieの考えには賛成です。現に彼女は昔体操をやっていて、努力して自分のハンデを柔軟性という形で昇華し、生かしてきたわけですから。

 

とはいえ彼女のそのはっきりした物言いや意見は人の勘に触ることもあり、周りからはモンスターだの、意地悪だの勘違いされがちですが、本人はめちゃくちゃいい子なんじゃないかと思うんですよ。

人の苦しみや悲しみに敏感で家族のビデオレターや過去に受けた差別の経験を聞き涙を流している姿がよく映し出されています。私はそのギャップにやられました。勝気で涙なんて流さないイメージだったので…不思議ちゃんと思えば気が強くて、気が強いと思えば優しくて、とYvieにはいろんな面があって見ていて飽きないです。そこが彼女の魅力。

あともう一つ、Yvieにハマったきっかけはそのパフォーマンス力/表現力

最初YvieはChi Chiみたいな感覚派クイーンだと思っていたんですが、スナッチゲームでボトム2になり、Brooke Lynn Hytesとリップシンクバトルになった時にBrookeの側転?のタイミングを見計らってジャンプスプリットを披露したり、小道具を使ったり、ウィッグの中にウィッグを仕込んでいたり、めちゃくちゃ頭脳派だったんですよね。頭の振り方を調整して一つ目のウィッグがどのタイミングで落ちるのかも考えられていました。リップシンクも完璧。

シーズン11エピソード8のリップシンクは歴史に残るパフォーマンスだったかと。元バレリーナだったBrooke、そして柔軟性・運動神経が抜群だったYvieだからこそできたリップシンク。後ろにいたアンチYvieなシルキーでさえその圧倒的なパフォーマンスに口あんぐり。

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グランドフィナーレでの仮面?を使ったリップシンクもよかった。ダブルセーフになった良きライバルのBrookeとの対決で、彼女の方は技を決めていく中Yvieはかなり静かな?リップシンクを重視したパフォーマンスをしていて。不思議に思っていたら、後半、突然後ろを向いたYvieの後頭部にもう一つの顔が現れた時は度肝抜かれました。Yvieには柔軟性を生かしたアクロバティックなパフォーマンスを期待していたので、少しあれ?とはなったんですがこんな素敵なパフォーマンスもできるんだなと新鮮な驚きでした。終盤くるくると身体を回転させることでスプーキーなメイクを施した自分の顔と仮面を交互に見せていて、衣装、メイク、表現力などYvieらしさ全開で本当に素晴らしかった…。

彼女がトロフィーを手にした時は泣きました…前述した通りシーズン11はYvieの成長ストーリーで最終的に彼女がこのシーズンを制したので最高の締めくくりでした。

他にも彼女の特徴的な笑い方や他のクイーンたちとの関係性、Die Antwoordが好きだとか自分との違いや共通点からますます虜になってブログを開設する今に至ります。

まだまだ彼女の魅力を文に書き起こすには私の語彙力と文章力が足りないのですが、これからYvie a.k.a 推しへの激しい愛を綴りたいと思います。日本語でシーズン11のことやYvieのことを書いているサイトってあまりないのでこのブログを通して彼女のことを知っていただければ幸いです。いつか来日してくれるといいな。

今度こそ飽きるまで書き続けるつもりですので生暖かく見守ってください…。